ごあいさつ

 

 明けましておめでとうございます。

 皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。平素は京都府測量設計業協会の活動に多大なるご理解とご支援を賜りまして、誠にありがとうございます。

 昨年5月に、新型コロナウィルス感染症が、2類相当から5類感染症に移行されたことにより、我々の日常もようやくコロナ禍前の水準に戻り始め、インバウンドも増え、街には賑わいと活気が溢れてきたと感じられます。

 一方では、円安と物価上昇に伴う厳しい経済状況や緊迫する国際情勢等、悩ましい日々が続いております。

 また、自然災害に目を向けますと、昨年は「観測史上、最も暑い夏」となり、災害級の猛暑に加え、台風や線状降水帯による集中豪雨が発生し、全国各地で災害が多発いたしました。

 このように異常気象が頻発化し、災害が激甚化する中、当協会は測量設計の技術を通じ「地域の守り手」として、京都府をはじめとする府内市町村とともに、防災・減災に向け地域の安全・安心な暮らしを守るべく、社会資本整備促進の一翼を担っており、改正国土強靭化基本法に基づく、国土強靭化の着実な推進に取り組んでまいります。

 しかしながら、我々の業界におきましても「働き方改革」は喫緊の課題となっています。少子高齢化による人手不足と若年層の担い手確保の為には、長時間労働の是正や賃上げはもとより、生産性の向上や品質の確保等、多くの課題をDX(デジタルトランスメーション)により解決できるよう取り組まなければならないと考えております。

 アフターコロナである今年が、「新3K」(給与がよい・休暇がとれる・希望がもてる)のキックオフの年となるように、さらに当協会の活動を充実・強化させていきますとともに、引き続き、会員が一丸となって、測量設計業の社会的使命に応え、地域社会の発展に寄与すべく邁進していく所存であります。

 結びに、令和六年が皆様にとりまして、活気ある、実り溢れた素晴らしい一年となりますことを心からお祈りいたします。

 今年もよろしくお願い申し上げます。

  

                  一般社団法人 京都府測量設計業協会

                     会 長   菊 地  博 之